とうとうたいそうな宣言が出た。尤も対象区域の住民ではないから直接は関係ないし、個人的にはとっくにほぼこれに近いものが既に自分の中で発令済なのでそれほどの衝撃はない。
しかし、元はと言えば。
そもそも春節に感染大爆心地から大量のツーリストを呼び込んだのは誰や？
でもって、いつまでも未練がましく誰かしらんを国賓として呼ぶことに拘り、いつまでも未練がましく五輪開催にしがみついて何もかもグダグダと先延ばしにしてきたのはどいつらや？
「損して得取れ」という商売のコツすら知らない、先を見通せない無能が目先の利益しか見なかった結果、何もかも失った。ただ、今更この期に及んで文句ばかり言っていても仕方ない。そんなフェーズはもう過ぎた。
ま、要は全世界がこの殺人ウイルスを心のどこかでナメていたのだろう、と思う。実際、自分の認識も、中国で感染爆発が起きていた頃は完全に対岸の火事で、なんかヤバそうな気はしたもののここまでの事態の悪化は想像すらしていなかったから、ぜんぜんお話にならない。ただ、自分は国から高い給料を貰って日本の舵取りをしている政府首脳ではないし、どのみち社会的にはミジンコ以下で無力だから、どうしようもない。
それにしても、悉く岐路に立つ度に選択を間違えて進んできてしまった感があるけれど、まだ軌道修正できるだろうか。とはいえ、できるかどうかではなく、したいならするしかないし、何れにしても常に過去へ戻ることはできないから、これから先、なるべく淡々とできるだけ冷静に日常を過ごしながら、正しいと思える道を進むしかない。
尤もこの先へ続く道は崖っぷちに伸びていく真っ暗な細道だけど、生きていたかったら、生きていくしかしょうがない。ただしおそらく今後、世の中は不自由さを抱えた人たちの尋常ではないレベルのストレスと苛立ちに浸され、そうとう雰囲気が悪くなりそう。このままだと、貧すれば鈍する、は不可避。
いろんな意味で、ちょっと怖い。
あと、このシリアスなご時世にこんなことを言うのは不謹慎かもしれないけれど、マスクのおかげで街に美人が増えた気がする。
