観ているモノ

最近とにかく暇なのでうちでYouTubeをよく観るのだけれど、ジャンルはかなり偏っている。以前からよく見ているというか、基本的には国内外のミュージシャンのライブやMV、そして4KHDの環境映像がほとんど。これらをiPadかテレビで観る。とくに今は大物アーティスト、B'z、ミスチルZARD等がビデオを大盤振る舞い中なので、YouTubeを見まくっている。

そんなYouTubeだけれど、いわゆるバラエティ系のユーチューバーには興味がないので一切知らないし観ない。でも、この頃は若干そちらへ振れた動画も観ている。それは、ざっくり言うと、企画モノの乗り物系のチャンネル。要は「改札を通らずに私鉄だけを乗り継いで〇〇から〇〇まで行く」とか「鈍行だけで〇〇まで行ってみた」とか「〇〇まで〇〇という高速バスに乗った」とか、そういう系統のやつ。配信者にもよるけれど、この手の動画はけっこう面白いものが多い。しかしそういうのを見れば見るほど、テレビとの差を感じてしまうというか、テレビならもっと面白くできるだろうな、という点が気になってしまう。

企画としては制約の少ないYouTubeの方が絶対面白くできる。実際、面白いものが多い。でも撮影の縛りとしてはまだテレビにアドバンテージがありそう。というのも、たとえば街中や駅、列車やバスの中などを撮影するとき、YouTubeだとどうしても周りの人を映さないようにするとか、モザイクをかけまくるとか、アングル的に隠し撮り風味になってしまうとか、そういうことが多いけれど、テレビなら堂々と人も風景も撮れる。この点がすごく惜しい。もしも個人の動画撮影にテレビ並みのロケ環境が整備されたら、少なくともこの手のジャンルはYouTubeの方が面白いものが作れると思う。

あと、特急列車や高速バスの前方展望を高画質で延々と撮っている動画がひとつのジャンルとして成立しているけれど、これはテレビに映すとなかなかなBGVになる。

そういえば最近、新しい声優陣に変わってからのドラえもんの映画(のび太の大魔境)を観たのだけれど、思っていたほど違和感がなかった。刷新された当時に一度観て「なんじゃこれ、こんなもんドラえもんちゃうわ」と縁を切ったので、それ以来だったのだけれど、さすがにこれだけの空白の期間を挟むと、昔の声の印象がかなり希釈されてしまっていて、とくに違和感なく現在の声を受け入れることができた。ちょっと前に3Dっぽいのは観ていたけれど、あのドラえもんはアニメじゃないので別物として観たから、あれはあれでほとんど違和感がなかったけれど、今回、ふつうのアニメでも何とも思わなかったことは正直意外だった。

しかしテレビに関しては、個人的にはなんといっても3月末で閉局してしまったDlifeの影響が大きい。まだ録画がだいぶ溜まっているけれど、この在庫が尽きると、ほんとうにテレビで見るものがなくなる、定期的に見ている番組なんて、ほとんどBSだけど、たぶん五本くらいしかない。