弊害

地味にじわじわと痩せていくのはいいことなのだけれど、ちょっと困ったことというか、微妙な弊害もある。それは何気に指も痩せてしまい、手持ちの指輪がけっこう軒並みユルユルになってしまうこと。高くないモノならまだ諦めもつくのだけれど、クロムハーツ(といっても持ってるのは低価格帯のモノだけど)となると、流石にサイズ調整したくなる。でも、そんなことできるかどうかわからないし、また太るかもしれないし、結局、フリーサイズの細いモノと一緒に重ねづけして、なんとかするのが無難。ゴツい指輪を抑える場合は細いリング、そんなにゴツくない場合は同じくらいの幅のリングだとバランスがいい。

ググるとよく出てくる100均パーツでなんとかする方法は、クロムハーツではないモノで試してみたけれど、正直、あまりうまくいかなかった。試したのは、靴擦れ防止の透明のシリコンパッドみたいなモノを指輪の内側に貼り付けて隙間を埋める方法。この方法は、うまくカットできて、カレッジリングみたいに大きい面がある指輪ならその部分の内側に貼り付けて、着けてしまえばまあなんとかなる。しかし、外す時にたいてい剥がれてしまう。

なので、ブカブカ指輪は、余計なことをせずに、とりあえず上から別の指輪で抑える感じの重ねづけが、いちばん楽だと思う。たいていこれでなんとかなる。自分的にその際のオススメは寺とか神社とかでよく売っているお守り指輪。あれはたいていフリーサイズで細いし、そんなに高くないので、いい具合に使える。100均のモノでもいいけれど、どうせならお守りの方がありがたみがありそう。使い方としては不純かもしれないけれど、困っている人を助けるという意味で、神さまや仏さまも許してくれると思う。というか、たまたまかもしれないけれど、自分の行動範囲にある100均(DとS)ではフリーサイズの指輪をぜんぜん見ない。

重ねづけが嫌な場合は、薬指や中指でユルユルになってしまったら人差し指につける、という手段もないことはない。自分は基本的に、小指用は小指専用だけれど、その他の指輪は右手の中指か薬指につける。なので、その二本よりは人差し指のほうが若干太いので、そちらにつけると、それでも余裕はあるけれど中指や薬指よりはマシ、という感じにはなる(ただ個人的に人差し指に指輪をつけるのはあまり好きではない)。あと、たいていは微妙に利き手の指の方が僅かでも太いだろうから、たとえば右利きの人で左手の指にいつもつけている指輪が少し緩くなったら、右手につけるとマシかもしれない。

ちなみにシルバーのアクセサリーは、使わない時、綺麗に磨いた後にジップロックに入れて空気を抜いておくと、絶対ではないけれど、そのまま置いておくよりはぜんぜん黒くならない。自分はリングもネックレスもブレスレットも、全部一緒にジップロックに入れている。個別の方がいいのだろうけれど、面倒くさい。

痩せるといえば。
知り合いで糖尿の人がいて、週に一回、腹に自分で注射を打っているらしいのだけれど、そのお薬にダイエット効果があるらしい。これにはちゃんと医学的エビデンスがあって、その注射を始めてから、ほんとうにじわじわと確実に体重が落ちているらしい。羨ましい。

週に一回腹に注射打つだけで痩せるなんて楽だし、夢のよう。しかし、当然医者の診断と処方箋がいるので、自分なんかは頼んでも出してくれそうにない(主治医と話したらその薬は美容整形の医者が確保しまくっているらしい)。病気をして以来、定期的に血液検査はしているけれど、血糖値は全く問題なく、「糖尿の心配は全くないよ」と主治医にも太鼓判を押されている。自分は下戸で甘い物が好きなので、糖尿病にだけはなりたくない。アイス、ケーキ、チョコレートなど大好きなので、制限かけられると辛すぎる(なのでなかなか簡単には痩せない)。

しかし、わずかに残っているガリガリだった十代の頃の写真を見ていたら、当時は女の子と革ジャンとかシェアして着ていたな、とほんの少しだけ懐かしく思い出した。初めて買ったショットのライダースなんて、二人で着回していたけれど、だんだんこっちがデブってきて、結局キツくなって、あげてしまった。なので今持っているのは二代目。そんなことを考えていたらふと、あの革ジャンは今もどこかで健在なのだろうか、と思ってしまった。

というか、ショットの革って今いくらくらいするんだろう? とネットで調べてみたら、買えんわ、と吹いた。ショットは革ジャン二着(ライダースとフライト)とピーコがあるけれど、たぶん一生着る。