やめているコト

たぶん多くの人が新型コロナによって生活に変化を強いられて、いろいろと制限されたりして、その結果、それぞれコロナ禍以前とは変ったこと、変えられたこと、変えたことがあると思うけれど、自分もコイツのせいで変えたというか、やめていることがある。

それは指輪を着けること。もともとは両手で2、3個は着けていたけれど、今は基本的にゼロ。何も着けていない。

その理由は、手指のアルコール消毒。とにかくどこへ行っても今や必須なので、指輪は邪魔。なので、いつからだったかちょっと憶えていないけれど、去年のどこかの時点で着けるのを止めた。消毒のたびにいちいち外すのは面倒くさいし、かといって付けたままやるのは消毒の成分が指輪の素材にとって良いのか悪いのかわからないし、そもそも指輪があったらせっかくやってもしっかり消毒できない気がして、だったらもう最初から何もつけないことにした。シルバーとかの金属ではなく、石ならとくに問題ない気もしたけれど、別に指輪なんて着用が義務化されているわけでもないので、とりあえずやめた。

とはいえ今でも基本的にアクセサリーをつけることは、香水をつけることと同じくらいかなり好き。指、手首、首周り、この三箇所にはたいてい何かしら着けている。ただ首は、日常的に肩こりがけっこう酷いので、あまりジャラジャラと重いものは付けない。たとえば太い金の喜平とか、値段も問題だし、そもそも好きではないからどうでもいいのだけれど、重さで無理。自分の場合、シンプルなシルバーとか、野球選手などアスリートがよく付けているファイテンのスポーツネックレスとか、その手が多い。尤も自分は別にアスリートでもなんでもないし、肩こりの緩和のために付けているようなものだけれど、効いているのかどうかはぶっちゃけよくわからない。

手首は、この頃は数珠系がほとんど。水晶の大きい玉のやつとか多い時は三つくらい着けている。ただ、手首に何か付けているとキーボードを打ったりする時に邪魔なので、作業中は全部外す。指輪なら、よほど大きいものでない限りべつに付けていても邪魔にはならないけれど、ブレスレットや時計は邪魔。というかブレスレットも何気に手洗いや手指のアルコール消毒の際に干渉するので、ふだんはあまりいくつもは付けなくなった。ただブレスはノミネーションというステンレスのモノを昔ローマで買って、以来、海も風呂も温泉も寝る時もいっさい外さず、もう何十年と着けっぱなしなのだけれど、これはジャラジャラしていないので作業中もそのままだし、このコロナ禍でも外していない。

そしてブレスレット型の数珠の場合は神社仏閣で手に入れたお守りのようなものばかりだから、ゼロにはしないし、何かしらはいつでも身につけている。玉の小さい念珠型ブレスレットのひとつくらいなら、作業中はともかくとしても、ふだんはそんなに邪魔にならない。