迫る

今週、一気に新コロの気配が身近に迫った。さすが絶賛感染大爆発中の第6波。

まず、一週間くらい前に会っている友達がコロった。もちろんワクチンは二回接種済みだったのに、咳が酷く熱が出て、PCRで陽性だったらしい。入院はせず、自宅療養らしいけれど、これを聞いた時、大丈夫か? と心配すると同時に、おれも大丈夫か? とも思った。ただ、会ったのは一週間以上前だし、みんなマスクしたままだったし、時間も短時間だったので、その時の面子は誰も濃厚接触者にはあたらないらしかった。実際、自分もみんなも体調はなんともない。因みに罹患した本人はけっこうキツそうらしいけれど、いつどこでもらったのかはぜんぜん見当がつかないらしい。ただ、本人とは話せていないので、全部人伝で話が回って来ているのだけれど。

で、コロ助の影響は更に、今度は直接身に降りかかってきた。というのも、かかりつけ医の病院で入院患者と職員に感染者が出て、病院が、病棟は防御手段として一昨年の二月末からずっとロックアウト状態だけれど、今回は感染者が出てしまったので外来まで休診になってしまった。新聞沙汰にはなっていないし、まさかそんなことになっているとは知らず、午前中休んで、デパスとかガスターとかいつもの薬をもらおうと病院へ車で行ったら、知ってる先生が車を停めているうちから駐車場まで出てきて、「院内でコロナが出てしばらく外来もお休みなんですよ」と言われた。マジで? と驚き、自分の主治医である「院長先生は大丈夫ですか?」と訊くと「院長は感染してない」と教えられた。で、「診察は無理だけど薬だけなら出せる」と言われたけれど、別に今すぐ無くなって困る薬はなかったので「今日はまあいいです」と言って帰ってきた。「ホームページのトップに詳細を載せてある」と言っていたけれど、かかりつけ医のホームページなんて普段は見ない。

はっきり言って、この状況はもう冗談ではなく、ふつうにある意味、医療崩壊。今回は絶対に今すぐ必要というわけでもない薬をもらいに行っただけなので特に深刻な影響はなかったけれど、病気だったら、ほかの病院なんか知らないし、どうすればいいのかわからない。そもそも、このまえ大学病院に入院した時だって、元はといえば最初はこの病院で院長先生に診てもらい、いろいろな手配も全部してもらった。

というかシンプルに、いつもの病院が閉まっている、というのはめちゃくちゃ困る。いくらオミクロンは滅多なことでは死なないらしいとはいえ、コロ助にはもういい加減にしてほしい。オミクロンなんてただの風邪とか言っても、ただの風邪の患者が連日何千、何万という単位で発生しているこの状況はやはりふつうとはいえない。

しかし芸能界でも、なかなかの有名どころの感染が増えてきた印象。このところほぼ毎日、誰かしら名前を知っているレベルの人の感染を伝えるニュースがある。しかも先日、とうとう藤井さんまでコロってしまった。藤井さんはそのへんのテキトーなタレントと違ってバリバリのシンガーなので、喉や肺に後遺症が残ることなく無事に快復してもらいたい。