またケツが痛くなってきた

もうだいぶ前になる気がするけれど、一度ひどい坐骨神経痛になった。その時はずいぶん長引いた記憶があるのだけれど、なんやかんやで知らないうちに痛みがなくなった。それでも月単位で痛かった。

で、そのとき以来、ずっと症状は全く出なかったのだけれど、最近またケツが痛くなってきた。この痛みの感じは前回同様なのでおそらく坐骨神経痛だと思うのだけれど、ただ、まだ前回ほどは酷くない。前回は結局ケツから足の先まで症状が出て最終的には歩くことすら大変だった。それに比べたら今回はまだケツが痛いだけ。尤も前回も最初はケツだけだった。それが見る間に痛む箇所が拡大していった(尻から足の先へとだんだん下へ降りていった)。だからこのまま放っておくとまた脚まで痛くなってしまうかもしれない(ならないかもしれないが)。

そして、単なる偶然かもしれないけれど、今回症状が出たのも右側で、前回と同じ。つまりいつも痛くなるのは尻も脚も右で、今回も左側はなんともないし、痛くなりそうな予兆すらない。理由はわからない。ただ考えてみると体の不具合ってほとんど右側に偏っている。たとえば手足等三箇所の骨折跡、内反小趾、腰痛や肩凝りの酷い方、そして坐骨神経痛、これらは全部右側。逆にいうと左側はあまり問題がない。因みに眼も両方悪いけれど右の方が近視も乱視も酷い。

前回、初めてこの症状に襲われた時は「坐骨神経痛」というモノを知らなかったので、太腿の裏とかいろいろ湿布を貼りながら日に日に右側の下半身だけが悪化していって訳がわからなかった。最終的には足の裏の土踏まずのへんまで痛くなった。それでもネットで症状を調べるとどうやら「坐骨神経痛」らしいと知り、ばあちゃんが入院している病院で看護婦さんとの雑談で「ケツやら脚やら右だけが痛くてどうにもならん」という話をしたら「それ、典型的な坐骨神経痛だから、酷かったら整形外科に行ったほうがいい」と言われた。でも、こんなことで病院なんか行きたくなかったので「薬でなんとかならん?」と訊いたら「飲むならロキソニンとかデパスとか? 専門じゃないからよくわからないけれど要は腰痛とかと同じはずだから」という解答だった。

なので、痛みが酷い時にロキソニンとかデパスを飲んだのだけれど、その時はそのうちに症状がなくなっていき、ふと気づくと痛くなくなっていた。治った、という実感は全くなかったけれど、単なる事実として痛みがなくなっていた。どちらが効いたのかよくわからないし、そもそも効いたのかどうかもよくわからない。「神経痛に効く」と謳う温泉にも行ったから、そちらが効いた可能性もある。

そういうわけで、今回、またケツが痛くなって、早めにロキソニンデパスを併用している(コロナ禍のこのご時世、風呂は行きにくい)。ただ、ロキソニンはまだマシだけれど、デパスは昼間に飲むと眠くなってしまうのでなかなかタイミングが難しい。それに耐性がついて肝心なときに効かなくなると嫌なので、これらの薬は服用の頻度が難しい。

ロキソニンは、昔に骨折した箇所が痛む時とか頭痛や歯痛が酷い時(この頃は歯は無縁だけど)とか発熱した時に効かなくなると困るし、デパスは、肩凝りが酷い時とか極度の緊張でパニくる寸前の時(この頃は無縁だけど歯医者へ行く時等)とか自律神経が乱れかけた時(熱中症になりかけの時とか乗り物酔いしそうな時等)とかに効かなくなると困る。しかしまあ服み過ぎなければいいだろうから、適時服用している(個人的な実感としてはロキソニンよりデパスの方がよく効く感じはある)。

しかしこの坐骨神経痛はなかなか厄介だし、何よりその名称がなんともジジ臭くて嫌になる。というか単純に、すごく嫌な感じの痛みだから、かなり鬱陶しい。ぶっちゃけ寝転がっていても坐っていても痛い時は痛いし、どうすりゃいいんだか、という感じ。