今更ながら

このところ韓国ドラマを見まくっている。日本のドラマなんて亀山薫復帰後の『相棒』しか定期的には観ていないけれど、今BSで毎日・毎週のようにやっている韓国ドラマをひたすら録画して、もう視聴が追いついていないくらい。しかも、どれもマジで面白いから困る。ただ字幕なので、ずっとテレビの画面を見ていなければならず、これが地味に辛い。画面から目を逸らしたら何を言っているのかさっぱりわからず、途端に話についていけなくなる。韓国語なんて「アニョハセヨ〜」「ケンチャナ」「カムサハムニダ」「ヨボセヨ」「アゲスミダ」「アラッソヨ」くらいしかわからない(と言いつつ細かなニュアンスまでは全然不明)。

因みに観ているのは、『ファントム』『アンダーカバー』『軍検事ドーベルマン』『マッド・ドッグ』『グッド・キャスティング』の5本。とはいえさすがに毎日観るのは無理だし、というかどれも一話完結ではなく続き物なので、何話か溜めてからまとめて観ている(『ファントム』と『アンダーカバー』には同じ俳優さんが出ていて続けて観るとバグるけれど)。自分はいわゆる「ラブコメ」みたいなのは好きではないので、これらはまあざっくり括ると「サスペンス系」(『グッド〜』はコミカル寄りだけど)。そして、日本のこういうカテゴリのドラマはろくに観ていないので適当なことを述べると怒られるかもしれないけれども、正直、この手のドラマのクオリティは韓国の圧勝だと思う。何せコリアンの女子は、お直し済だとしても、ヒロインがみんなかわいい、或いは美人。今観ているドラマの中では、『ファントム』の女刑事と『アンダーカバー』の女弁護士役の女優さんがマジ綺麗。男はまあ、どっちでもいい。ヘルメットみたいな髪型が多いし。それでも『アンダーカバー』の主役の男の人は格好いいと思う。

エンタメの分野で日本が韓国に確実に勝っていると思うのは、あくまでも個人的感覚だし、他にもあるかもしれないけれども、とりあえずアニメとロックバンド。アイドルはかなり厳しそうだけれど、ロックバンドって自分が知らないだけかもしれないけれど「韓国にもいるの?」というくらい日本の方が層が厚いと思う。ロックバンドに限らず、シンガーの分野でも、男なら小田、千春、さだ、女ならユーミン、みゆき、まりや、このへんのレベルは圧勝だと思う(ユーミンの場合は上手・下手は超越)。アニメも韓国産ってぜんぜん知らない。

ただ、ドラマや映画は、おそらく負けている。もちろん全面的敗北ではなく、個別には勝っているものもあるだろうとは思うけれど、全体的な印象として、ドラマ、映画、アイドルは、韓国優位っぽい。というか日本のアイドルなんて、女なら4648系、男なら旧ジャニーズ系がほとんどなので、バリエーションが少ない。とはいえ韓国のKPOPも、女はセクシーグループ系、男はLDHっぽい系で、似たような状況ではあるけれど。

まあそのへんはともかく。というか喧嘩しても仕方ないので。
とにかく、今自分が観ている韓国ドラマは、面白い。しかし、かといって日本が安易に設定とか丸パクしてドラマを作っても、悲惨な結果にしかならないと思う。たぶん、ちょっと前にやった日本版24の二の舞になるのがオチ。というか、日本のドラマはもうとりあえず「原作アリ」は、死人が出るかもしれないのでやめて、オリジナルで作った方がいい。『相棒』とか『古畑任三郎』とか、ちゃんとやればクオリティの高いものが作れるのだから。