絶頂

自分はハリウッドスターではジョニー・デップがいちばん好きで、どの映画のジョニデもカッコいいと思っているけれど、そのビジュアルのピークというか絶頂期は、もちろん個人的感覚だけれども「シークレット・ウインドウ」の頃だと思っている。あのロン毛とメガネのビジュアルは最高。「ナインスゲート」の頃もいいけれど、「シークレット〜」の頃には及ばない。

で、ちょっと真似っこしようと、今、髪だけはあんな感じまで伸ばしている。もちろん、顔面はいったん横へ置いておくことは、言うまでもない。メガネまで真似っこするなら、ヴィンテージのタートなんて持っていないけれど、同じようなトータスのモノがある。というか、どのみちジョニデサイズのメガネは、小さすぎて無理。下手したら南海キャンディーズになってしまいかねない。だから本家タートのモノは要らない。

しかし、まあまあ長い前髪は、けっこう鬱陶しい。ラーメンとか食うときは、家ならヘアバンドをするし、外なら仕方ないので空いている方の手で抑える。髪の先がスープに付いたら最悪すぎる。

ま、そんなにウザいなら切ればええやんけ、と思われるだろうし、実際にも「長すぎ、いい加減に切れ」とか時々言われるのだけれど、かなり我慢して伸ばしたので、切るのがもったいない。いちおうレイヤーを入れているので、ブローしたり無造作にかきあげたりするだけで後ろへは流れるのだけれど、これから顔に汗をかく季節になると、鬱陶しさが跳ね上がるから、ここが踏ん張りどころ。切るのはいつでも切れる。

あと、何が嫌かって、髪を洗った後のドライヤーに時間がかかること。もう乾かしているうちにダルくなってくる。しかし髪は毎日洗わないと気持ち悪いので、仕方ない。それに、ドライヤーをサボって寝ると、翌朝が目もあてられない。また、長くしているからといって、何気に伸ばしっぱなしにもできず、適度にカットは必要で、サボれないのも面倒くさい。放っておくと部分的にモコモコしてくるし、けっこう枝毛にも悩まされる。色も、まあまあ明るくしておかないと、暗いと重く見えて超絶ダサい。しかし根本的な問題として、髪質的に日本人と外国人では全く違うので、いくら真似てみても限界があり、日本人的アレンジは必須。美容院へ行ってジョニデの写真を見せて「これにして」は無理。というか「分を弁えろw」と言われるに決まっている。

それにしても、アンバーとの裁判に勝った時といい、最近のカンヌのレッドカーペットの時といい、ちょっとこの頃は貫禄ありすぎ。役作りかもしれないけれど、一昔前のマフィアのドンみたい。もっとも、それでも格好はいいけれど、やっぱシュッとしていた方がイケている。