まっくと泥

いつからかちょっとわからないのだけれど、 気づいたら、M1のMacAndroidのPixelが、Android File Transferというアプリで接続できなくなっていた。以前は接続できていたのに、このまえケーブルを繋ぎ、ファイルを転送しようとしたら、「端末に接続できませんでした。端末を再接続または再起動してください」みたいなアラートが出て、アプリが起動しなかった。なので、仕方なくその通りにケーブルを繋ぎ直してみたり、端末を再起動してみたり、何ならMac本体も再起動してみたりしたのだけれど、全然ダメだった。アプリの再インストールもしてみたのだけれど、そもそもアプリ自体がとくにアップデートされていないっぽいから無意味。というか、もともとほとんど携帯とMacは繋がないので、繋げなくなっていることにぜんぜん気づかなかった(同期系はきほんGoogleの各種サービス経由で事足りる)。

で、その時は結局、転送したいファイルをいったんGoogleドライブに上げて、それを電話に落とすという面倒くさいやり方で移すことはできたのだけれど、何が原因かわからないのは気持ち悪いので、終えてからちょっと検索してみた。

そうしたらMac側の『Dropboxを切れ』みたいなヒントがあった。しかし、自分はDropboxを使っていない。ただ、Dropboxと同じように、GoogleドライブとOneDriveは常時起動してフォルダ単位で同期させている。なので、もしかしたら原因はこいつらか? と思い、一度どちらも終了させて、携帯と繋いでみた。すると、呆気ないくらいあっさりとAndroid File Transferが起動して携帯と接続された。

これで犯人は特定できた。しかし、どうせなら、とさらにその先を探求してみることにした。つまり、GoogleドライブとOneDriveのどちらかが原因なのか、それとも両方ともが干渉しているのか、を突き止めるために、ひとつずつ起動しては携帯と繋いでみた。そうしたら、OneDriveだけの時は繋がった。しかし、Googleドライブを起動させるとまた「端末に接続できませんでした。端末を再接続または再起動してください」が出て繋がらなかった。

つまり、どうやら犯人はGoogleドライブらしかった。おそらくドロップボックスを使っているとそいつが干渉するのだろうけれど、使っていない自分の場合の犯人はGoogleドライブだった。同じように同期しているのになぜかOneDriveは無罪っぽい。ただ、どちらのドライブも以前から使っていたことは変わらないのだから、MacAndroidのOSの何かが変わったのではなく、Googleドライブのアプリの何かがどこかの時点で変わったっぽい。

何はともあれ、携帯と同期するときにいちいちGoogleドライブを終了させるのは面倒くさいけれど、原因が判明してとりあえずはよかった。iPadやデータ専用SIMを挿して使っているiPhoneならこの手の面倒くささは皆無だけれど、携帯電話としてはPixelを気に入っているから仕方ない。