どこまで違うのか

に関して、ちょっと興味があるのが、定番化されたトラベラーズノートのオリーブエディション。自分は以前の限定の際のオリーブを持っているのだけれど、正直、オリーブというよりほぼほぼ焦げ茶のように見える。まあブラウンと並べれば確かにグリーンっぽくはあるのだけれど、それでもかなりブラウン寄り。ペンホルダーのループの部分は完全にイメージ通りのオリーブグリーンなだけに(本革ではない気がしないでもないけれど)、本体の方は「個体差か?」と思わないでもないものの、それほど茶色との差異は感じられない。

その点、定番化された今回はガチのオリーブグリーンなのか? という興味は湧く。ただ、だからといって、仮にいかにもなオリーブだったとしても、買うことはない。だいたいトラベラーズノートはレギュラーのブラウンとオリーブ、パスポートサイズのブラウンと手元に三種類あって、流石にこれ以上増やしても使い道がない。使い道がないのにノートなんか買っても仕方ない。個人的にはガワはもういいから、中身のノートリフィルの定番を増やして欲しいところ。個人的には、横罫の罫線薄め、UかUL罫が欲しい。でも正直、ノートのリフィルって、新しいものを買ってきても製造年がかなり古いから、あまり売れていない気はする。中央と地方の差はあるのかもしれないけれど、実際、このまえ買ったパスポートサイズのリフィルなんて未だに仕様変更後すぐのロットだった。

それはともかく、レギュラーのブラウンはたぶん発売開始一年後くらいに買っていて、以来ずっとなんやかんや継続的に使っているのだけれど、現在メチャクチャいい感じになっている。オリーブは革が若干厚いうえに皺っぽい。それでもかなりツヤツヤ系にはなってきている。パスポートサイズのブラウンは、質感はレギュラーの茶に近いけれど、色が濃い。因みにブラウンの二種には裏に『TRAVELER'S notebook』の刻印がない。

このように、風合いは三者三様で、トラベラーズノートは買って開封するまで中にどんな質のものが入っているのかまったく見えなくてわからないので、若干のギャンブル感があることは否めない。ただ、個人的には、いちばん最初に買ったレギュラーの革がいちばんいい感じであることは間違いない。買う前にどんな状態のものか確認できればいいのだけれど包装の仕様上こればかりは仕方ない。

画像ではわかりにくいと思うけれど、上に乗っかっているほうが限定の時のオリーブで、下が初期のブラウン。こうして光を当てて写真に撮るとオリーブはそれなりにグリーンっぽく見えるかもしれないけれど、自然光の下で見れば、ほぼ茶色。ただ皺は、光のせいでえげつなく白く細かく入って見えるけれど、実際はここまでひび割れたように目立つことはない。