先日、とうとうブルーレイレコーダーが壊れてしまった。ちょっと前からディスクを読み込むときに変な音がしだして、だんだん読み込まないことが増えてきて、それでも騙し騙し使っていたのだけれど、とうとうディスクをセットしたトレイを入れても全く読み込まなくなってしまった。ただ、HDDは今でも完全に生きていて、録画もできるし、再生もできる。しかしディスクを全く読み込まないので、借りたり貰ったりしたものを再生できないし、ダビングもできない。今のレコーダーは7、8年前くらいに買ったもの。これでも長持ちしたほうなのか、短命なのか、よくわからない。とりあえず保存用の録画は、怪しくなった時点でちょっとヤバそうだったので、まだドライブがなんとか動いているうちにBDへ退避させておいた。

まあ、BSとかテレビ放送を録画して観るだけならそのまま使えるのだけれど、人からディスクを借りたり、ダビングして人にあげたりできないのはやはり不便。なので、これまでブルーレイレコーダーなんか買う気がさらさらなかったので相場とか全く知らないし、とりあえず大手家電量販店のサイトを見てみた。そうしたら、ざっと見たところ、自分が買った7、8年前と価格がほとんど変わっておらず、スタンダードというかエントリーモデルはヨドとビックとヤマダのサイトを見たけれど、どこも値段は一緒で4、5万だった。これがテレビだと、年々どんどん安くなるイメージがある。ちょっと前まで20万くらいした大きさのテレビが10万くらいになっていたり、そういうパターンが珍しくない。もちろん上を見ればキリがなく、ハイエンドのテレビはいつだってバカ高いけれど、売れ筋の中級モデルの価格はだんだん下落していく傾向がある気がする。

それなのに、ブルーレイレコーダーは、7、8年前と価格帯にほとんど変化がなく、高値で安定している感があった。もちろん4Kチューナー内蔵だったり、容量がテラバイト級になっていたり、それなりに進化はしている。なので、進化のわりに価格が変わっていないのなら実質的には値下がりしているのではないか、という見方もあるのだけれど、かといって機能を落としたエントリーモデルみたいなのが安くなったりはしていない。というか、機能を落としたモノってない気がする。結局、4、5万は出さないとブルーレイレコーダーは買えない、という状況が全く変化していないイメージ。前回もそれくらい出して買った気がする。ま、自分の場合はテレビとレコーダーは同じメーカーで揃えたいタチなので、テレビがパナソニックだからレコーダーもパナソニックしか選択肢はなく、台湾や韓国のメーカーを選択肢に入れるなら安くはなるのかもしれないけれど、その気が自分の中にはないので、仕方ない。というか、メーカーが同じなら操作感はほとんど変わらないので、機器が新しくなってもいちいち操作方法を覚えなくていい。

というわけで、ブルーレイレコーダーはヨドバシのネットで買った。レコーダー程度の価格だと店舗へ行ってもテレビのような大物みたいに店員と値引き交渉もできないだろうし(今のテレビは値引き交渉してかなり安くなった)、送料無料で翌日には届くので、わざわざ出かけることもないな、と思った。買ったのはほぼほぼエントリーモデル。レコーダーの価格の違いってハイエンド以外は基本的にHDDの容量の違いくらいのような気がする。

そして商品到着後はテレビと各種ケーブルを接続して、BDに退避させておいたものをHDDに戻した。このコピーの作業がけっこう時間かかった。しかもダビングが終わるとBDは真っさらになり、HDDに移した録画のダビング10情報は保持されず残りカウントが「1」のコピーワンスになってしまった。ちょっと前に「レコーダーが全然売れない」というニュースがあった気がするけれど、ダビング10とかコピーワンスとか、こういう面倒くさい規格が自分たちで自分たちの首を絞めている気がする。ビデオテープの時代のようにもっと自由にやり取りできればユーザーの裾野も広がりそうなのに。コピーとムーブの違いとか、素人にはややこしすぎる。

ちなみに、AV機器はパナソニックでなければ嫌、ということは全くない。ソニーでもいい。実際、以前はテレビがソニーだったのでDVDレコーダーもソニーだったし、もう壊れたので手元にないけれどCDラジカセなんかもソニーだった。ただ、前のテレビがプラズマで、パナ製を買ったので(もう覚えていないけれどたぶんソニーよりパナの方が安かったのだと思う)、そのあと、普通のDVDレコーダーからブルーレイにする時に、テレビと同じパナ製にしただけ。で、それが続いている。なのでメーカーにコダワリはない。一時期は「液晶テレビはシャープ」みたいな雰囲気の時代もあって、その頃にテレビを買う機会があったらシャープにしていたかもしれない。ただ、なんとなく家電系は昔からなぜかパナソニックソニーが好き、という面が否定できない。しかしなんかパナソニックも雲行きがあやしい。シャープと東芝はもうどこの国のメーカーなのかよくわからない。こうなってくると、そのうちにはソニーに出戻る可能性は高い。今やどの日本メーカーもパネルは韓国製だったりして、純日本製ってもうほとんどない気がするけれど(そもそもパナも中国製だし)、ロゴはやはり日本のメーカーのモノがいい。いっそアメリカのメーカーのモノとか買えるなら買ってみたい気はするけれど、販路を知らない。

それにしてもAV機器って、壊れたら仕方なく買い替えるパターンがほとんどなので、新しいものを買っても全くときめきがない。同じメーカーのものなら使用感もそれほど変わりないし、新鮮味もない。テレビはまだ新しいのを買うと画面が大きくなったり綺麗になったりするので多少は「新しいモノを買った」感があるけれど、ブルーレイレコーダーにそういう感動はない。今回の場合、起動が激速になって、ネットワーク関連が進化している感じはあるけれど。

しかし、それはそれとして、花粉がマジ凄まじい。ちょっと外へ出ただけで、マスクとメガネで完全武装しているのに、目が痒く、鼻ズルズルで悲惨。部屋の中は空気清浄機フル稼働。