個人的に「いい加減飽きたわ」的ワード

それは「ポイント」「なんちゃらペイ」「増税」。

まず、ポイント。単純に正直、面倒くさい。一応は交通系ICやWAONEdy楽天やTポイントやPonta等いろいろ持ってはいるけれど、別にポイントを貯めているというよりは、店によって使える電子マネーや会員カードが違うから仕方なく複数のブランドを持っているだけで(交通系ICとWAONEdy以外は非電子マネーで、殆ど電話のアプリで使ってるけど )、ポイントなんて勝手に貯まっていっているだけ。だから日常的に使っているカードで「ポイントを使おう」と思うレベルで貯まるのはよく使うWAON楽天Pontaくらい。非日常系なら文句なしでビックカメラだけど(家電系は一回の買い物がデカいのでポイントも気前よく貯まる)。とにかく、しかも最近では増税に合わせて政府や行政までポイントポイントと言い出しているからウザいことこのうえない。別にポイントなんぞ要らん。

次に、なんちゃらペイ。これは物理的な電子マネーのカードとクレカで充分間に合っているので、全く興味なし。よって、たいていはポイントとセットだけれど、あちこちで連呼されると鬱陶しいだけ。そもそも携帯電話に完全に依存する決済手段なんて常に電波とバッテリーを気にしていなくてはならないから邪魔くさい。

最後に、増税。これは単に嫌なだけでなく、ぶっちゃけそんなに影響あるか? と思っている。もちろん「塵も積もれば山となる」なので少しでも増えればボディーブローのように効いてくるだろうけれど、既に現時点で8%は取られているわけだから、2%分の上乗せなんて一回の支払いが10万を超えたくらいからは「おい」と思うだろうけれど、それ以下だと、誤差じゃね? という感じがする。もちろん生活に余裕があるわけではないので、少しでも上がるのは嫌だし、払わなくて済むなら払わずに済む方がいいに決まっているけれど、コンビニとかでイートインがどうとかやってる軽減税率なんかはバカとしか思えない。どうせ所詮は期間限定なんだからあんなもんは混乱するだけ。しかも何かというとすぐに「ポイントで還元」とか、鬱陶しいだけだし、最初からやめておいた方がいい。むろん、これが現状5%で一気に10%に跳ね上がるなら大問題だけれど、一度途中の8%で踊り場を作ってやがるから感覚を麻痺させられてしまっている。そう考えると、むしろ5%から8%に上がったときの方がダメージとしてはたぶんデカい。まあ、今度の増税で影響が大きく出るのは20万以上の家電とか家具とか旅行とかクルマとかそういう大物にカネを払う時で、無駄な出費は警戒されるだけ。ただ経済を大きくドライブさせるのは庶民の無駄な出費だから、そういう点でこの増税の効果はけっこう疑問で、かなり投げやりチックに「勝手に上げとけや」という感じ。買い物なんて買いたいモノを買いたい時に好きなように買うわ。

しかし、こうやって考えてみると、この三つの飽きたわ的ワードって全部どこかしらで繋がっていて、なんだかなあ、と感じる。おそらく根本的に「いったん取って」から「返す」というのが鬱陶しいのだと思う。どうせ後から還元するくらいなら最初から取るな、と。その方が全てに於いてシンプルなはず。なんか、確かに世の中はいろいろと便利になっていっているのだろうけれど、そのぶん何か違う部分がどんどん面倒くさくなっている気がしてならない。

というか救いのない究極的に乱暴な極論を吐くなら、人間の生活がたかが携帯電話如きに振り回されていること自体、そうとうアホくさい。この頃では大衆の消費行動や社会的なトラブルのほとんどに電話やネット回線が絡んでいるイメージすらある。

それにしても、安倍晋三という男はこれで首相として完全に日本の歴史に名を残したと思う。ひとりで消費税を倍にした人物なんて、この先まず出て来ることはなさそう。