だーくもーど

メインで使っているMBPのOSをSierraから、High Sierraを飛ばしてMojaveにアップデートしたのだけれど、想像していた以上に環境が快適になった。というのも、今回の目玉は「ダークモード」だと思うのだけれど、当初、個人的には特に魅力を感じなかった。ストアとかでもやたら推されていたけれど、画面が暗くなったくらいでなんじゃ、くらいにしか思っていなかった。

だけれども、これがもうなんというか、実際に体験してみると「もう戻れんわ」というくらい快適で、びっくりした。いつもは、OSをアップデートしても、これほどまでの体感の違いを感じたことなどなかった。実際、これまで使っていたSierraも、もうHigh Sierraが出るばっかというギリギリのタイミングで上げたし、そもそも新しいOSに飛びつくことがない。大体がアップルのメジャーなアップデートの最初のうちのバージョンというのは、iOSもだけれど、かなり怪しいイメージで、しばらくは様子見が正解、という感じ。で、自分の場合は、様子を見ながら、別に現状のままで特に不満もないしなー、と思っているうちに一年が過ぎ、もう次のアップデートが来てしまう、というパターンが多く、気づくと結果的にひとつ飛ばしだったりする。

なのに今回はなぜ早々に上げたかというと、単純に時間があったから。OSのアップデートはかなり時間の余裕をみて実行しないと、気づくと終わるのが真夜中とか明け方とかになってしまって、大変な目に遭うことがある。その点、今回は夜の時間にぽっかりと暇ができた。夜の八時くらいから妙に暇になってしまって、新しいOSがリリースされていることは当然承知していたので「今なら仮に三時間かかっても十二時前に終わるな」とふと思い、衝動的にアップデートを始めた。

結果的に、時間的には二時間もかからずに全部完了した。むしろその後のタイムマシンでのバックアップの方が長く感じたくらいだった。タイムマシンがのろのろと動いている間に、一通り色々なアプリを動かしてみたけれど、不具合はなかった。というか、ローカルでのシンプルな書き物は何でも基本的に「Journler」という、いまどきクラウドにも対応していない(むしろ個人的にはローカルで完結しているその点が良い)、もうアップデートも止まっている(というか気づいたらいつのまにか公式サイトも消えていた)、かなり古いソフトをずっと使っているのだけれど、今回もまだちゃんと動いてちと感動した。もちろんダークモードには対応していないけれど、そのへんは仕方ないというか、あまり気にしない。ただこれは32-bitアプリなので、このままだと次のアップデートで切り捨てられることが確実だから、データを何か別のアプリに移すことをそろそろちゃんと考えなければならない。ま、過去のデータに関しては、リッチテキストでエクスポートできるので、フォルダにまとめてそのままどこかに置いておいてもいいけど、問題は代替ソフトがないこと。慣れている、ということもあるのだろうけれど、ローカルで雑多なテキストを集中的に管理するには本当に使いやすくて、代わりが見つからない。

ま、そのことはともかく。

とにかく全般的にダークモードはクセになる快適さだけれど、マップだけはいただけなかったので、通常のモードに戻した。暗い地図なんて、なんだか夜間モードのカーナビの画面みたいで、見難かった。