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一泊で京都へ行き、去年の五社めぐりの続きをやってきた。ほんとうは残りの三社を全部回って終わらせるつもりだったのだけれど、同行者から「どうせ嵐山とか嵯峨野とか行くなら、暖かくなってからゆっくり歩いた方が良くない? だから今回はザ・キョウト的な金閣寺とか行きたい」という意見が出て、それも一理あるな、と納得し、そうすることにした。五社めぐり的には八坂神社と平安神宮へ行き、嵐山の松尾大社を残した。ただ、べつに何度にも分けるのは全く構わないのだけれど、正直、色紙を持っていくことに気を遣う。ふつうの御朱印帳ならそのままバックパックに放り込んでいけるけれど、色紙はやっぱ折れたりしたら嫌なので、どうしても慎重に持ち運びせざるを得ず、気持ち的に少々疲れる。
それはともかく。
前回は一日乗車券を買ったけれど、今回は二日券を買い、動き回った。五社めぐり以外では、超久々に金閣寺龍安寺なんかへ行ったのだけれど、なんだかんだ言ってやはり感動した。金閣寺なんて特にベタだけれど、金色に輝く舎利殿が視界に入ってきた瞬間には「おお」と鳥肌が立った。しかも金閣寺は外国人観光客の多さが別格だった。こんなに大勢の外国人観光客が一箇所に集まっている光景は初めて見た気がする。東山界隈や龍安寺なんかにももちろん外国人はたくさんいたけれど、金閣寺はレベルが違った。正直、圧倒された。
そして今回泊まったのはリーガロイヤルホテルなのだけれど、このホテルは個人的に、ちょっと思い入れがあり、自分の中では特別なホテル。というのも、生まれて初めて女の子と泊りがけで旅行へ行ったのが京都で、そのときに泊まったホテルだから。もっとも当時は「リーガロイヤル」ではなく「京都グランドホテル」という名称だったけれど、高校生にしてはかなり頑張った記憶がある。今でこそ京都にはリッツカールトンだのフォーシーズンズだのハイアットだの世界レベルの超高級ホテルがあるけれど、昔は「京都ホテル(今のオークラ)」「都ホテル(今は『ウェスティン』が付いている)」そして「京都グランドホテル」が御三家という感じで、何せ初めての女の子との旅行だったので「絶対良いところに泊まろう」と思い、その三つのホテルの中から選んだ。どうしてグランドホテルにしたのかはよく覚えていないのだけれど、たぶん「駅に近いから」という程度の理由だった気がする。以来、京都では他のホテルにも泊まっているけれど、いつまでたっても自分の中でリーガロイヤルは特別。おそらくこの感覚はずっと変わらないと思う。ぶっちゃけ、ホテルとしてはリニューアルされたとはいえ全体的に古臭いし、天井が低いとか、構造的にも新しいホテルには劣る。それでもリーガは別格。しかも今回はシーズンオフの平日だったからか、最上階のジュニアスイートにアホみたいに安く泊まれてスペシャル感が増した。
やっぱ何でも「初めて」というのは、印象が強く残る。