腱鞘炎

なんか知らんけど、右手が腱鞘炎になったっぽい。最初はどこがどうおかしいのかすらよくわからず、なんか手が痛いなあ、という感じで、もともと昔折った指の骨折箇所が今でも時々痛むので、それかなあ、と思い、その部位に湿布を貼ったりしていた。

しかし全然良くならない。むしろどんどん痛い部位が広がっていく感じがあり、そのうち右腕の肩の方まで筋が引っ張られるような違和感が出てきて、手も骨を折っていない指までなんか痛むようになってきて、もしかしてこれ腱鞘炎じゃねーか? と思った。

確かに、ちょっと前に何日か連続で結構キーボードを叩きまくった記憶がある。しかも、長時間集中して打っていると、だんだん姿勢も崩れてきて、おそらく無意識のうちにかなり歪な体勢で作業をしていて、変な風に筋がこわばってしまったのかもしれない。

そこで、いったいこの痛みの根源というか、いちばんの大元の痛みはどこにあるんや? と思いながら右腕のいろんな部位や筋を押したり揉んだりストレッチをするように動かしたりして、探っていった。とはいえ、所詮素人がやることなので、なかなかクリティカルヒットはせず、いったいなんなんや、とムカつきながら、何気なくネット検索していて「腱鞘炎」というワードに辿り着き、ああもしかしたらこれかもしれんな、と思った。

というのも、対処法として「手首を固定してみ」というものがあり、藁にもすがる思いで、テーピングを巻いて固定してみたら、ちょっと楽になった気がしたから。で、何日か続けていると、明らかに全体的に楽になってきた。おそらく、骨折した指には未だに違和感があり、雨降りとかだと痛んだりするので、ふだんから無意識のうちに庇いながら右手を使っている。もちろんキーボードを叩く時も例外ではなく、意識しないままその指をなるべく使わないようにしながら、それでいて集中してしまうと、その変な体勢のまま他の指や手の筋に無理を強いてしまう。その結果、どうも腱鞘炎になってしまったらしい。

腱鞘炎というと、昔に2パターンほど経験がある。一つは、まあありがちなお勉強の時にペンを持ってノートを書いてる時などに痛めたパターン。もう一つが、自分はずっと剣道をやっていたので、よくあることだと思うけれど、稽古をしていて手首が痛くなったことがよくあった。剣道の場合はとくに手首を痛めやすい。

だから今回は、パターンとしてはお勉強の時に近いものだと思うけれど、ただでさえコンピュータと長時間対峙すると肩とか腰とかパンパンになるので、これからは肩腰だけでなく、手先まで気を使わないとまずいな、と思った。指を変に庇っているうちに手首を痛めてしまったパターンかと思う。

そして結局、腱鞘炎になってしまったら、固定して安静にしているしかない。