めっちゃ面白かった

たぶんこのまえの日曜だと思うけれどBSでやっていて録画してあった韓国映画の「ベテラン」というのを全然期待なんかせずに暇潰しに惰性で見始めたのだけれど、すぐにあまりの面白さにグイグイ引き込まれた。かなり久々にアジアの映画で面白いものを観た気がする。

断るまでもないことだけど、別に韓国贔屓の人間ではない。寧ろ、今の我が国と向こうの国はいろいろとややこしい関係だし、外国(とくにグアム)で連中と遭遇するとマジでウンザリさせられることが多いし、他人の国の島を勝手に自分のものだと訳の分からないことを言っているし、国際的に認められている海の名前にまでイチャモンをつけてくるし、もう終わっている話を何度も蒸し返してはいつまでもグチグチとしつこいし、かなり面倒くさい国だと思っている。でも、そういう事とこの話は別。この手の映画は日本より韓国の方がレベルが上で、現状全く勝てていないし、今後もあまり勝てそうにないというか、おそらく勝てないと思う。ま、エンタメに勝ったも負けたもないけれど、こういうジャンルの映画での「負け」は認めた方が楽なような。

尤も、ある意味、韓国にはズルい部分もある。というのも、今回見た映画の敵は「巨大財閥のバカ息子と愉快な仲間たち」なのだけれど、日本にはここまでわかりやすい敵がいない。いるかもしれないけれど、韓国ほど可視化されていない。

つまりこういうエンタメの題材の豊富さで既に日本は不利。

映画といえば、今回見たものとは全然関係ないけれど、ホットドッグの格好いい食い方はマイケル・J・フォックスの「ハード・ウェイ」という映画で学んだ。映画の中に相棒の刑事とホットドッグを食べる場面があるのだけれど、それが最高だった。先に刑事がやってマイケルが真似していくのだけれど、まずバスケットに入っているホットドッグの上にポテトをぶちまける。そしてそこへケチャップとマスタードをたっぷりと絞り出し、ホットドッグの中にポテトも挟んで貪り食う。そんな何でもない場面なのだけれど、一連の動作がなんとも格好よかった。文章にするとたいしたことない感じかもしれないけれど、実際の映像はそうとうイケてる。つかふつうのホットドッグとポテトなのに、とても美味そう。