UL

いざ入手してみたら、意外に悪くなかったのがキャンパスノート。個人的にコクヨのキャンパスノートはイメージが暗黒の学生時代とリンクしているので無意識のうちに避けていて、ハッキリいえば毛嫌いしていたのだけれど、ノート売り場でこの薄いパープルのUL罫のノートを見て、ちょっと印象が良い方へ上書きアップデートされた。というのも、ガッコで使っていたのはA罫B罫のブルーやピンクで、これまで紫は一度も使ったことがなかった。しかも、中身を見て、いっそう惹かれた。何せ紫の表紙のやつはUL罫で、行間が10ミリ、つまり1センチもある。これがかなり良かった。もともとキャンパスの罫線は薄めでその点は良いと思っていたものの、どうしてもガッコのトラウマが消えず、明確な理由はないまま敬遠していた。

しかしこれはいい。いかにもなキャンパスノート的表紙も、この色なら許容できる(偉そう)。ただサイズが学生御用達のセミB5であることだけが難点だけれど(できればA5がいい)、まあ許容範囲。これがULではなくU罫だと、行間8ミリで、フォーマット的にはこれでもべつにいいのだけれど、こちらは表紙の色が茶色で嫌すぎた。これがもうちょっとポップ寄りのオレンジならU罫でもいい(偉そう)。

それにしてもキャンパスノートの表紙の色はよくわからない。ダイソーへ行くと、同じ紫があってもUL罫ではなくA罫だったりする。というかダイソーでUやULのキャンパスは見たことがない。

まあ、べつに100均になくても、30枚のやつなら定価で200円以下だし、自分はこの手のガチの文房具系は常時定価の三割引の大きな事務用品店で買うので、ハンズやロフトや丸善で定価で買うロディアとかに比べたら格安。これくらい罫線の幅が広いと、ペン先の太いペンで相当乱雑に書き殴っても、ぜんぜん問題なくていい。たとえば、ジョニー・デップも使っているらしいトラディオ プラマンやオバマ大統領が使っていたというビジョンエリート(日本国内廃盤)なんかでの書き心地は、かなり良い。ビジョンエリートってオフィスデポなんかだと今でもパックとか箱とかで売っているくらいなのに、なぜ国内は廃盤なのかわからない(日本のメーカーなのに)。まあ水性ボールペンはユニボールアイとかVコーンとかで事足りるけれども。