進化なし

先日、おやつでお菓子を食べていて、ふと思った。(なんか物心ついた時分から何も進化しとらんのやないか?)と。

というのも、そのとき食べていたのは、キャラメルコーンとチョコレートのアポロだったのだけれども、どちらも幼稚園とか小学校低学年とか、はっきりと定かではないものの、とにかくお菓子というものを食べだしたそれくらいの子供の頃にはもう食っていた記憶がある。

それを考えると、何も進化しとらんな、と思わざるを得なかった。というか、お菓子って基本的にはずっと同じようなものを食っている気がする。ポテチなんか、王者カルビーに限っても、その時々によって期間限定のフレーバーはあっても、ノーマルのやつや、のりしお、コンソメパンチあたりはやはり子供の頃から変わらない。ブルボンのルマンドなんか本当に小さい頃から大好物で、今も変わらない。

チョコ系でも、考えてみたら、明治のアポロはもちろんのこと、森永のチョコボールとかロッテのクランキーとか不二家のルックとか、ずっと同じものを好んで食べている。チョコレートに限っては、今でこそちょっと意識高い系のカカオ95%みたいなダークチョコレートも体に良いらしいから食べているけれども、一番好きなチョコレートは何や? と問われたら、昔から変わらずやはり1位としてはクランキーを選ぶ。それくらいクランキーは好き。僅差で2位がアポロ。スニッカーズみたいなキャンディバー系全般やブラックサンダーなんかも捨てがたいし、ゴディバとか海外勢も好きだけれど、クランキーとアポロ、このツートップは不動。

なんというか、お菓子って、スタンダードなものはもう完全にその地位を確立していて、ちょっとやそっとのことでは揺るがない気がする。もちろん常に新商品は出ているし、ひっそりといつのまにか消えていく商品も多く、それなりに新陳代謝は活発。でもスナック菓子系だと、たとえばカルビーのポテトチップス、ハウスのとんがりコーン東ハトキャラメルコーン、このあたりはメーカーが潰れない限り、絶対になくならない気がする。他にも、挙げだしたらキリがないくらい定番のスナック菓子は存在する。たとえばハッピーターンとか森永ビスケット(ムーンライト、マリー、チョイス等)とか。そしてそれらの菓子は少なくとも、自分が死ぬくらいまでは、ふつうに売られ続けていると思う。