サイン色紙

先日、実家のガラクタ入れの箱の中を興味半分に漁っていたら、サイン色紙が10枚近く出てきた。超有名系だと、先代の市川猿之助(現在の猿翁)さんや菅原文太さん等。

中でも猿之助さんは、ばあちゃんのお友達が後援会の上の人で猿之助さんと仲良しで、スーパー歌舞伎をばあちゃんと見に行った時にそのツテで良い席のチケットを回してもらい、楽屋見舞いにも行かせてもらえた。なので、サインだけでなく、楽屋で撮ったツーショットの写真やチケットも一緒に出てきた。というか猿之助さんのサインは貰った状況もスペシャルだったからか、このサインだけフレームに色紙と写真とチケットを入れた状態で出てきた(他のサイン色紙は元々のビニール袋に戻した状態)。もちろん楽屋へ行ったことや一緒に写真を撮ってサインを貰ったことは覚えていたけれど、その色紙のこと、そしてわざわざフレームに入れて飾ったことなんて、すっかり忘却の彼方だった。それでも会った時のことははっきりと憶えている。さすが歌舞伎の大スターだけあってオーラがハンパなかった。楽屋なのでリラックスした浴衣姿だったけれど、やっぱスーパースターって何か違うわ、と思った記憶がある。

で、それはともかく。

せっかく何枚かスターのサイン色紙が出てきたので、色紙ホルダーにちゃんと保存しておこう、と思い立った。フレームに入れて飾るのは、色褪せたりすると嫌なので、選択肢はホルダー一択だった。

しかしここで問題が発生した。早速、暇な時に文房具店へ買いに行ったのだけれど、色紙ホルダーなんてそんなにニーズがないのか一種類しかなく、しかもかなり分厚く、何より値段が二千円近くもした。さすがにそんなに出せないので買わずに帰ってきて、どうしようと思いながらネット検索してみると、A4ワイドのクリアポケットが色紙の収納にちょうどいい、という記事があり、無印へ行った時に買ってきた。確か20ポケットで350円とかそんなもんだった。つまり色紙専用の五分の一。

もちろん無印のは専用ではないので、色紙を入れると天地は余るけれど、左右は色紙用か? と思うくらいドンピシャだった。なので、手持ちの色紙を全部入れた。猿之助さんのサインもフレームから出してクリアポケットに収めた。

それにしても、色紙にサインなんてもうここ二十年くらい貰った記憶がない。たぶん今後、このコレクションが増えていくことはないような気がする。

因みに、サイン色紙だけでなく、一緒に出てきた写真やチケットも、全部Googleのフォトスキャンというアプリでデジタル化しておいた。このところ、フィルムで撮った古い写真のプリントや紙物はこのアプリで片っ端からデジタル化することにハマっている。タダだし、操作は簡単だし、思った以上に出来上がりが綺麗だし、そのままGoogleフォトに放り込めば無制限で永久保存(Pixelユーザーなので今のところは一応)なので、メチャクチャ便利。