警察24時系

ほとんど地上波のテレビは見ない自分でも、警察24時系はけっこう好物なので、観る。ただ、あの手の番組はいろいろな局で、しかもたいてい同じ時期にやるし、時間が長いので、録画しておいて観るけれど、まあまあ大変。たいていは、基本的に倍速で再生し、つまらない部分は早送りで飛ばす。そうしてようやく今頃、去年の年末と今年の年始にやっていたのを観終わった。それにしても、今回もどこも交通警察系が多かったけれど、いつもながら、スピード違反の取り締まりではちゃんと「×8キロ」とか「×9キロ」とか××キロ未満上限ギリとかで止めるあたり、思いやり検挙やなw と思う。だいたい高速でチンタラ走っている白か銀のクラウンを見たらアクセル緩めるのは常識。たまに警察ではなくジジイのこともあるけれど。あと、捕まえるのがかわいい女子の警察官だと、違反者で面倒くさいおっさんが少しは減ると思う。というか、正直なところ交通警察系は見ていてもあまり面白くない。でもこの頃の警察24時系は、ほとんど交通警察の広報番組に成り下がっている感がある。スピード違反・飲酒運転の取り締まり、白バイ隊員密着、……こんなのばかり。

やはり個人的に、警察24時系で取り上げる事案は、交通警察ではなく刑事課系か生活安全課系の事案、ぶっちゃけハレンチ系が絶対面白いと思う。要は、風俗店のガサ入れ系、痴漢・盗撮取り締まり系、下着泥棒系、この三本柱。逆にいうと、この系統の案件がてんこ盛りだと面白さが増す。かといって、同じ痴漢取り締まりとかでもYouTubeの私人逮捕のやつはつまらんから一切観ない。痴漢とか盗撮とかああいう取り締まりは警察官が職務としてちゃんとやるのを見るから面白い。というか素人に違法風俗店のガサ入れや、いつどこに現れるかわからない下着泥棒を捕まえるなんて、無理だし。

あと面白いのは、最近どこもぜんぜんやらない気がするけれど、名物デカ系。リーゼント刑事なんて退職した今、YouTubeをやっているけれど、よく観ている。あの人、スジが通っていて格好良い。

自分は親戚のおじさんが刑事だったので、警察に対する印象は悪くない。もちろん警察官の中にも良い人やクズみたいな奴やいろいろいろいてピンキリだろうけれど、全体的なイメージは悪くない。子供の頃、警察手帳の実物を見せてもらって、持たせてもらって「県警や」とか「ガサや、動くな」とか「公務執行妨害でパクるぞ」とか刑事の真似して遊んで気分が上がったし、当時テレビで『特捜最前線』をやっていて観ていたので、「特命捜査課ってあるの?」と訊いたら「そんなもんドラマの話で、実際にはないわ」みたいな答えが返ってきた会話を今でも覚えている。