生まれてこのかた

一度としてもらったことがないもの。

それは、家族からのクリスマスプレゼント。

というのも、誕生日がクリマスに近いので、子供の頃からずっとクリスマスは誕生日に併合されていて、一度もクリスマスプレゼントなるものをもらったことがない。一応クリスマスの時期にはツリーが飾られ、ケーキなんかも食べ、親からはプレゼントをもらうのだけれど、「これは誕生日プレゼントだからね」というパターンだった。で、本当の誕生日にはジジババが何かをくれた。なので、サンタなんか、その存在を信じたことは一度もなかった。もしかしたら子供の頃だとクリスマスのプレゼント交換みたいなことがあったかもしれないけれど、記憶にない。

ただ、さすがに正月のお年玉はふつうにもらえた。つか、考えてみると、お年玉は親戚とかジジババとかから幅広くもらえるけれど、クリスマスプレゼントって、くれるのは親とせいぜいジジババくらいだから、そこでカットされると、やはり手には入らない気がする。外国の人だと大人になってからでも仲の良い人たちで集まってクリスマス会なんかをやるかもしれないけれど、自分らにそういうシステムはなかったし、多分この先もなさそう。

ということは、おそらく死ぬまで一度もクリスマスプレゼントはもらわずに過ぎていきそう。ま、クリスチャンじゃなくブッディストだから、別にいいけれど。知り合いで自分とほぼ同じ時期の誕生日の奴がいるのだけれど、そいつもクリスマスプレゼントは誕生日プレゼントと一緒だった、と言っていた。ちなみにお年玉は、大人になると、あげるパターンが発生し、親とかからはもらえなくなる代わりに、師匠的な人とか上司的な人からもらえたりして、しかもそういう人たちからもらうお年玉は基本的に諭吉単位なので、むしろ子供の頃より嬉しかったりする。