めっちゃ腹減った

と感じることって、正直、あまりない。

もちろん普通に腹は減るし、軽く「腹が減ったな」と思うことは日常的にあるのだけれども、強烈な空腹感とともに「なんかめちゃくちゃ腹が減ったな」と言いたくなることがあまりない。ただ、皆無というわけではない。たまには、それくらいの空腹感を覚えることもあるのだけれど、滅多にない。

理由はわからないけれども、なんとなく肉体的な疲労をあまり感じることがないからではないか、という気はする。もしも普段からハードな肉体労働をしていたら、昼や夜になると「クッソ腹減ったな」という強烈な空腹感に襲われるかもしれないけれど、そこまで肉体を追い込むことってまずない。尤もかといってべつに頭をめちゃくちゃ使っているわけでもないのだけれども。

ただ、ウロウロと歩き回ったりして、体を使うことはあるというか、ふだんから適度な軽めの運動的なものはしている。だけれども、その程度ではなかなか「何か食わないともう動けねえ」レベルの空腹は感じない。

代わりというわけでもないけれども、腹いっぱい食べて「もう満腹でこれ以上何も入らんわ」という強烈な満腹感はしょっちゅう感じる。というか、腹八分目という幼稚園でも習いそうなことが、未だになかなかできない。食えるときに食えるだけ食っとく派。

基本的に今の食生活は、滅多に米は食わないものの、厳密に炭水化物を断っているわけではなく、たまにはラーメンやパスタや蕎麦といった麺類は食べる。コメも時々は食べる。そういうとき、やはり強く満腹感を覚える。あとは、高い霜降りみたいな肉ではなく、安いアメリカやオーストラリアの赤身のステーキ等をよく食べるのだけれど、肉を食った時も満腹感は強い。霜降りのような高い肉を食べないのは、貧乏とかそういうことは置いておいて、やはり太ることを警戒しているから。スパゲッティを食っておいて何を言ってんだか、という声が聞こえてきそうな気はするものの、やはり脂の乗った霜降り系の肉はなるべく避けたい。ただ、美味しさでいったら、日本のブランド牛の霜降りの肉はとにかくうまい。外国の牛のステーキがいいか日本の牛のすき焼きがいいか、と問われたら、やはり後者を選ぶ。でも、たとえば週一とか日常的に食べるなら外国の牛のステーキの方がいいかもしれない。

因みに最近、ステーキは週2くらいのペースで自分で家で焼いて食べているのだけれど、外国産の肉で気に入っているのは「ザブトン」という部位。けっこうサシが入っていてちょっと脂は多めなのだけれど、焼いたときに一般的なロースより柔らかく、それでいて適度な歯ごたえもあって、うまい。でも、もしも海外のステーキ屋で食うなら、ニューヨークストリップではなく断然リブアイ。

話を戻し。

空腹感についてだけれど、昼や夜はともかく、朝にはまず感じない。起きた時に「腹減ったー」と思った経験なんて、たぶんない。なので、ふだんから朝食は食べないのだけれど、たまにどこかへ行ってホテル等に泊まると、一応は食べる。確かにブッフェとか、美味しい。しかし、そんなに食べられない。でも、美味しいとつい食べ過ぎてしまって、ほとんどの場合、旅行に行って朝メシを腹いっぱい食べると昼にぜんぜん減らなくて、食事のパターンがめちゃくちゃになる。

また、ホテルの場合、宿泊代に朝食料金も含まれていればいいのだけれど、別に払う場合は、かなり躊躇する。国内でも海外でもホテルで朝食をとろうとすると三千円から五千円くらいすると思うけれど、まず元は取れない。元々が貧乏性なので「朝食ブッフェ$50」なんて表示を見ると、晩メシの値段やんけ、と思ってしまう。

百歩譲って朝食なんて、もしも食べるなら簡単なサンドイッチや朝マック程度で充分。