移行

少し前にOSをMojaveに上げた時、テキストを管理するアプリについて書いていて、ふと「そろそろちゃんと移行させとこうかな」と思い、いろいろと代替アプリを探してみた。

しかし、いまどきはそれが当然なのだろうけれど、基本的にクラウドに保存し、各種モバイル機器で同期できるものが圧倒的に多い。データの置き場はiCloudだったりグーグルだったりOneDriveだったり「お好きな場所でどうぞ」という感じなのだけれど、自分の場合はできればローカルで完結するタイプが良かったし、そもそもJournlerの中にあるデータを「簡単に」移すことが目的なので、なかなか見つけられなかった。べつに頑なに「無料」にこだわるつもりもなかったけれど、何千円とかは出したくなかったし、また、サブスクリプション系は面倒臭いので最初から除外した。というかクラウドに置くタイプなら、べつにわざわざ探さなくても純正のメモがある。アップルのメモはリッチテキストをそのままインポートできるので、一番簡単なのだけれど、メモは現在進行形で使っているので、Journlerにあるデータとは一緒にしたくなかった。

で、暇なときに、検索したりストアを見たりしていたのだけれど、そうしたら、けっこういま人気のエディタっぽい「Bear」という、一応は無料のアプリがあり、それが良さげに思えた。

bear.app

決め手は、エクスポートしたリッチテキストをそのままぶち込めて、課金しない限りローカルだけで運用できるようだったから。クラウドで同期したくない自分にとっては、むしろちょうどよかった。

というわけで、JournlerからデータをBearに移行させた。エクスポート、そしてインポートは、これまでうだうだと考えていたことがアホに思えるくらいあっという間だった。デスクトップに一個フォルダを作ってそこへリッチテキストでデータをエクスポートし、そのフォルダをワンクリックで読み込んだら終了だった。ただ作成日時とかフォルダとかタグとかが引き継がれないので、本当に単に移しただけという感じになったけれど、ソートし直して改めてタグを付けたら、作成日時が無視されているのでメモリストの順番はめちゃくちゃなのだけれど、まあそれなりに分類はできて、なんとか格好はついた。

ただ正直にいうと、未だにJournlerには多少の未練がある。なんというかとにかく使い慣れているし、見た目のメーラーっぽさを気に入っているので、復活してくれるのなら是非してもらいたいところだけれど。