結局、平成のあいだに一度もしなかったこと

それは『入院』。思い返してみると入院どころか、内科系の病院で診察を受けたのも、たぶん十年以上前にインフルエンザに罹ったときに一度だけ。歯医者とか眼医者とかは時々行っているけれど(虫歯だけは自然に治らないので歯医者へ行かざるを得ないし、眼医者はコンタクトレンズのための処方箋を貰いに行かなくてはならない)、いわゆる『病気』で病院にかかった記憶がない。

あとは、外科。平成のあいだに二度ほど骨折しているので、これはその都度リハビリも含めて通っている。ただ自分の中で骨折は病気というカテゴリに属していないので、やはり「病院にかかった」という感覚が希薄。

かといって、べつにすごく健康なわけでもない。時々風邪はひくし、胃がもたれたとか鼻がズルズルするとか喉が痛いとかなんかダルいとか、不調な時は少なくない。ただ、病院へ行くほどシリアスな状況にならない。たとえば熱が出ても、市販の薬を服んで寝てれば治る。ま、その熱にしても38度オーバーとかの高熱はあまり記憶になく、上がってもせいぜい微熱程度。

因みに内科系の病院自体は、ばあちゃんが入院しているのでしょっちゅう行っている。つまり、病棟は常連だけど(看護婦さんとかヘルパーさんとか主治医の先生なんかとは親しい)、診察室に入ったことがない。

だから、イヤラシイ話だけれど、健康保険の元は絶対にとれていない。