はじめの一歩

先日、街中でヤングな男子とすれ違った瞬間、懐かしい香水の匂いが漂って、タクティクスやんけ、とすぐにわかり、まだ売っているんだな、と少しだけセンチな気持になった。というのも、今ではバリバリの香水フェチの自分だけど、中坊の時に初めてつけた香水がタクティクスだった。つまり香水フェチの第一歩はタクティクスから始まった。何でその存在を知ったのかはもう覚えていないけれど、買ってもらって学校へつけて行ったら「変なもんつけてくるな」と先生に怒られた記憶がある。

で、香水好きはそのまま進行し、大人になると自分で買いだした。最初に買ったブランド物の香水は今でも使っているシャネルのアンテウス。それからは手当たり次第に集め始めた。ただ国内のデパートとかで買うと高いので、買うのは専ら空港の免税店や現地のギャラリアやデパート。

もちろんブランド物以外も好きで、女子がつけるようなABCやロングス等で$10以下で売っているオーキッドだのホワイトジンジャーだのといった香水も好きでつける。というかそういう南国系の香りはかなり好き。スパイシー系は男がつけていてもそんなに違和感はないと思う。しかも安物なら躊躇することなく吹きまくれる。

因みにいま愛用しているのは、アンテウスの他にはベルサーチのエロスとアバクロ。もう何年もこれが基本で、気分に合わせて使い分けている。でもって、一本をつけ倒すということがないので、ぜんぜん減らない。

そのへんはともかく。

久々に匂いを嗅いだせいでタクティクスを買ってみようかな、という気になったのだけれど、公式を見ても品切れになっていて、今でも売っているのかいまいちよくわからなかった。なので、あの時すれ違ったヤングな男子はどうやって入手したのか不思議だけれど、そのうちどこかで見かけたら買ってみよう、と思った。